この記事では筆者が妊娠~出産~産後ケアまでお世話になった産婦人科いわさクリニックの出産レポートや分娩費用を公開します!
制限の多い中迎えたいわさクリニックでの初めての出産について、分娩の様子・入院生活・かかった費用などをまとめました。
産婦人科の雰囲気は実際に通ってみないとわかりませんよね。
特に里帰り出産で妊婦検診と出産場所が変わってしまう方は、出産する産婦人科を慎重に選びたいところですね。
この記事が第一子や第二子以降の出産場所で悩んでいる方に少しでもお役に立てたらと思います。
いわさクリニックで普通分娩にかかった費用を公開します!!
出産当日(日曜日)~退院まで計6日間の分娩・入院(差額ベッド代等) 合計¥506,050
そのうち¥420,000は分娩費用補助の直接支払制度を利用したため、差し引き¥86,050と
入院中の備品購入やK2シロップ代などを合わせて実際に窓口で支払った手出しは¥90,150でした。
以下内訳をご紹介します。
項目 | 費用 |
---|---|
入院料 | ¥72,000 |
室料差額 | ¥15,000 |
分娩介助料 | ¥270,000 |
新生児管理保育料 | ¥35,000 |
検査・薬剤料 | ¥7,300 |
産科医療補償制度 | ¥16,000 |
その他 | ¥82,370 |
一部負担金等 | ¥8,380 |
分娩費用小計 | ¥506,050 |
物品購入代(授乳用ニップル・ナプキン等) | ¥1,260 |
K2シロップ | ¥1,000 |
食事代 | ¥1,840 |
補助金 | -¥420,000 |
合計 | ¥90,150 |
我が家の場合、個室料金・休日料金・吸引分娩・黄疸の治療・薬代・物品購入代・食事代差額(お祝い膳?)がプラス料金としてかかってきています。
これらがない場合はもう少し費用が抑えられますが、室料金以外はどうしようもないですね…。
お祝い膳は、主人も一緒に食べる場合は2,000円ほどかかると言われましたが、自分の分も追加料金発生しているとは知りませんでした(笑)
「その他」が82,370円というのもよくよく見ると何にかかっているのか分かりません…吸引分娩の費用なのかもしれないですね。
出産が近づいたら陣痛バッグと入院バッグを少し早めに用意しておくとよいでしょう。
私の場合は、体がまだ自由に動かせる、予定日2か月ほど前から少しずつそろえて、予定日1か月前ぐらいになってバッグに詰めました。
実際に予定日より2週間早く出産になったので、早めに準備しておいてよかったなと思いました。
いわさクリニックでは、必ず持ってくるように言われるものもありホームページにも手荷物について記載されています。
また、マタニティ誌やSNSなどで「持って行った方がいいもの」と書かれているもののうち、私には必要なかったものもありましたのでぜひ参考にしてください。
- ホームページ(配布の持ち物リスト)に記載のもの
- 多めの夜用ナプキン
- スマホ充電器
- メイク道具(退院時)
- 自分の洋服(退院時)
ホームページに記載されているものは基本的にすべて持って行った方がいいです。
(検診の際に事前に持ち物リストももらいます)
特に着圧ソックスは、出産時の体勢により足がむくむためその対策として分娩前に履くように言われます。
膝上まであるものの方がいいとのことでしたので、新しく購入される方は長さが膝上まであるものを選びましょう。(私はひざ下のものを買ってしまい買いなおしました…)
前あきショーツは出産翌日まで悪露のチェックのために必要ですが、それ以降はチェックがないので普通のショーツでいいそうです。
ただし、多量の悪露が続くようならチェックされることもあるかもしれませんので、汚れた時の替え用もかねて2~3枚用意しておくといいと思います。
夜用ナプキンは多めに用意しておくことをお勧めします。
クリニックの方でお産パッドは用意してくれていますが、私は悪露の量が多く頻繁にパットを交換していて、夜用ナプキンは2パックほど持っていたのですが足りなくなりました。
こればかりは夫に買いに行ってもらうわけにもいかないのでクリニックで買いたしましたが、多めに持って行っておくと安心です。
このほか、定番ですがスマホ、スマホ充電器、カメラ、メイク道具、退院時の洋服は持っていきましょう!!
赤ちゃんのことに気を取られて自分の退院時のことは忘れがちなので、メイク道具と洋服は忘れずに!!
- 退院時のお洋服とおくるみ
- ベビー爪切り
赤ちゃんのための持ち物でクリニックから指示があるのは退院時のお洋服(肌着含む)とおくるみのみです。
院内では毎日新しい肌着とお洋服に着替えさせてくれます。
持ち物リストにはありませんが持っておくといいものは、ベビー爪切りです。
赤ちゃんの爪は伸びるのが早いため、生まれたときは深爪ぐらいの長さでも、入院中に結構伸びてしまいます。
赤ちゃんがうっかり顔をひっかいてしまわないためにも、念のため準備しておくと安心です。
- お風呂用品・ドライヤー
- 授乳クッション・円座クッション
- 防水シート・お産パット
- おむつ・おしりふき・ガーゼ
お風呂用品とティッシュ・ドライヤーなどお風呂上りに必要なものと給茶セットは準備があります。
そのほか、防水シートとお産パット、ベビー用のおむつ・おしりふき・ガーゼは入院時にいただけます。
おむつはパンパース肌へのいちばん(通称:肌いち)が準備されていて、我が家は余ったので持って帰りました。
授乳クッションはベビーベッドに用意されていたのですが、円座クッションは備え付けではなかったので、会陰切開で座りづらい場合は準備してもらうといいでしょう。
クリニックから指示のあったものは基本的になければならないものでした。
その他、自分で用意したものや後から夫に持ってきてもらったものなど、あってよかった(あったらよかった)ものをご紹介します。
・自分の爪切り(ベビーを傷つけないため)
・イヤホン(夫や両親への連絡で手が疲れないため)
・延長コード(スマホを充電するとベッドまでぎりぎり)
・ソーイングセット
自分の爪切りは盲点でした。出産前から爪は短く保っていたのですが、意外と入院中に伸びてしまうものです。
万が一割れたりしてベビーを傷つけてしまわないためにも、すぐお手入れできるように持って行っておくと便利です。
あと、私は2日目でマタニティーパジャマのボタンが取れました。その後ももう1つ取れました。
新しいパジャマだから油断していましたが、縫製が甘かったようです。
授乳指導でホックの開け閉めを繰り返すので、念のためバッグに入れておくと対処ができていいですね。
・テニスボール(使うタイミングがなかった)
・カーディガン(暖房が効いて暑かった)
・スマホ用の三脚(置くのにいい場所がなかった)
よく「いきみ逃しにテニスボールを使う」と聞きますが、私は助産師さんにさすってもらったりしたので使いませんでした。というより、陣痛室に長くいなかったため手元にバッグはなく、ボールを取り出すような瞬間がありませんでした。
寒がりなので羽織ものを持っていきましたが、総合病院などとは異なり赤ちゃんをメインで扱う場所なので院内はちょっと暖かめに設定されていますので、あまり必要なかったです。
面会制限のかかっている時期でしたので、生まれたての赤ちゃんを家族に見せるためにビデオ通話用としてスマホ用の簡易三脚を持っていきましたが、ベッドテーブルはついていないため、テーブルを使うにはわざわざ移動しなければいけないので使用しませんでした。
産後はベッドと仲良しだったので、腕の力を振り絞って横になったままビデオ通話しました(笑)
北九州市門司区にある産婦人科・麻酔科いわさクリニックは無痛分娩を積極的に実施していて、毎年約6割の患者さんが無痛分娩による出産を選択されています。
小倉・門司近辺で無痛分娩をしたい妊婦さんに人気のクリニックのようです。
無痛分娩をしたいから車で15分ぐらいのいわさクリニックを選んだよ
そうなんだ~!私は近所だからいわさクリニックにしたよ
実際に、私の知人は小倉北区在住ですが第一子、第二子ともいわさクリニックで出産しています!
私は当時門司区に住んでいたので、単純に近くてきれいな産院ということで選びました。
待合室には大きなソファーとキッズスペース、大小の水槽があり熱帯魚が飼育されていて癒されます。
初産なので普通分娩を経験したかったことと無痛分娩の費用やリスクを考慮し普通分娩を選択しましたが、無痛分娩には「計画無痛分娩」と「計画ではない無痛分娩」があり、麻酔科医がいる日であれば陣痛が来てからでも無痛分娩に切り替えることができます。
その他、出生前検査や婦人科診療、不妊治療や避妊、産前産後ケアまで幅広くサポートされており、妊娠前~産後まで安心して通院することができます。
院長は男性ですが物腰が柔らかく優しい先生で、診察の際は必ず「ほかに聞きたいことはありませんか?」と毎回確認してくださいます。
婦人科にもあまりかかったことのない私は、女性の先生のほうがいい気持ちも片隅にありましたが、内診の恥ずかしさ以外は、不安な気持ちも聞いてもらえましたし、安心して先生にお任せできるなぁという印象でした。
私が出産した時期は2021年の冬で、家族の面会制限や立ち会い出産の制限が緩和される前でした。
- 妊婦検診は家族付き添い不可
- 出産立ち会いは夫のみ(マスク・フェイスシールド・防護服着用)
- 面会は夫と子どものみ1時間程度を目安
不安でいっぱいでしたが、いわさクリニックは比較的柔軟に対応してくれ夫の立ち会いのもと出産を迎えましたので流れをご紹介します。
22:00 | 陣痛らしき痛みを腰に感じ始め入浴を済ませる |
23:00 | クリニックに電話。もう少し様子を見て寝られない痛みならまた連絡するよう指示を受ける |
~8:00 | ほぼ5分間隔の痛みでほとんど寝られないが、おなかの痛みがないため耐える |
8:30 | クリニックに電話しタクシーを呼び夫と向かう |
10:00 | 陣痛と確認され入院が決定する |
12:00 | 昼食を食べるももどしてしまう |
13:00 | 分娩台へ。夫はクリニック外で待機する |
16:00 | 分娩開始。夫をクリニックに呼ぶ |
18:00 | 娘誕生 |
前日夜22:00頃から陣痛らしきものが来てクリニックに電話しましたが、よく聞く「お腹の痛み」ではなく「腰の痛み」だったため、クリニック側も陣痛かどうか判断できなかったようです。
腰が痛くなってきたんですが、これって陣痛ですかね…?
う~ん…腰かぁ…陣痛かどうかわからないねぇ。
眠れるようならそのまま様子見て、また状況変わったら連絡してね!
とのことでした。
15分ごとぐらいしか眠れなかったのですが、痛みの場所や痛み方などに変化がなかったため、結局一晩痛みを逃しながら過ごしました(汗)
午前8:30頃に再度クリニックに電話をし、どうしても腰だけ猛烈に痛いことを伝えました。
痛みがずっと5分間隔ぐらいで、いまだにお腹じゃなくて腰が痛いのですが…
う~ん。お腹痛くないんだねぇ。
どっちでもいいけど、おうち近いから来てみる?
助産師さんでも経験のないパターンだったのかなぁと思いました(汗)
あいまいな感じだったので不安を感じましたが、もうどうにも痛いので夫とともにタクシーでクリニックへ向かいました。
出産前にママサポートタクシーに登録をしておいたので、電話をするだけで住所など伝える手間がなく便利でしたよ!
日曜日だったためクリニックの裏口から入り(タクシーの運転手さんも付き添ってくださいました!)何とか自分の足で陣痛室へ。
それから陣痛のチェックのため分娩台へ移動してモニターをつけて30~40分ほど検査をしました。
「陣痛が来てるみたいなので入院しましょう」となり10:00頃そのまま入院が決定。
ギリギリ昼食に間に合いそうだったので頼んでくださり、痛みを堪えながら食べることが出来ました!が!
痛みのあまり気持ちが悪くなり全部もどしてしまいました…こういう方多いそうです。緊張などで食べれないんだとか。
夫はここから分娩まで院外で待機の予定でしたが、日曜日で患者さん等いないためしばらく陣痛室で付き添ってもらうことができました。(私の昼食は夫のお腹へ)
いわさクリニックはこういった現場判断が寛容でありがたかったです!!
13:00頃病院着に着替え分娩台へ。ここで夫とは一旦お別れです。
1時間前ぐらいにご主人呼ぶからね。
赤ちゃんの頭が見えたら分娩室へ入ってもらうよ。
やはり制限のあるご時世なので、生まれてくる赤ちゃんのために万全の対策といったところでしょうか。
分娩台に上がってからは助産師さんに腰をさすってもらいながらいきみ逃しを繰り返しました。
16:00頃「ご主人を呼びましょうか!」という頃には痛みでへとへと…
ここで、私は自身の過ちに気づきます…
ヒートテック着たまま!?
入院着に着替える際、「肌着って脱いだ方がいいですか?」と尋ねたのですがどちらでもいいとのことで、脱ぐタイミングあるだろうと思って着たままだったのですが、分娩室は冬なのでだいぶ暖かくしてくださっていました。
痛みで体温上がるのでヒートテックは脱いでおきましょう(笑)
話はそれましたが、16:00頃にご主人呼びましょう!となったのですが…
スマホ持ってる?ご主人に連絡していいよ!
まさかの展開に一瞬パニックです(笑)
ほかの産院ではどうなのかわかりませんが、いわさクリニックでは(その助産師さんだけ?)自分で家族に連絡しなければなりません!!
電話をする気力は残されていなかったので何とかLINEを送り既読がつくのを確認してぐったり。
それから院長が到着し分娩へ。
お産前に助産師さんから「しんどかったら無痛(分娩)にできるからいつでも言ってね!」と言われていましたが、必死すぎてそんなこともう覚えていませんでした。。
陣痛を一晩耐え抜いたおかげで途中までスムーズだったのですが、最後の最後で赤ちゃんがなかなか降りてこられず。
私は発熱(38.5℃くらい)しておりこのままだと母子ともに危ないということで、会陰切開&吸引分娩をすることに。
会陰切開は覚悟していましたが、吸引は想定外だったので不安もありましたがそれどころじゃなく、気づいたら夫が分娩室に呼ばれ無事赤ちゃんが出てきてくれました!!
出産時刻は18:00で、クリニック到着から9時間ぐらいのお産となりました。
出産後のクリニックでの入院生活についてご紹介します。
いわさクリニックのお部屋は、2人部屋・トイレなし個室・トイレあり個室・トイレシャワー付き特別室が選べます。
トイレあり個室には洋室と和室があります。
特別室以外であれば選べるとのことだったので、トイレ付洋室にしてもらいました。
この時は、立ったりしゃがんだり起き上がったりするためにはベッドの方がいいだろうと思っていました。
ところが、実際に入院生活を過ごしてみると、荷物を取りに行くのもおむつ替えもミルク作りも靴(スリッパ)をはかなければならなかったので産後のあちこち痛い体には堪えました…。
和室の方が好きな体勢になりやすくてよかったのかもなぁと思いました(^^;)
ちなみに、私の入院中に1室ずつ改装していたのですが、今は全室きれいにリフォームされているようです(ホテルみたい…)
私は18:00に出産したので、その日の夕食は夫に買ってきてもらったコンビニご飯を分娩台の上で食べました(笑)
20:00頃個室へ移動してその日は赤ちゃんは新生児室預かりのため一人でゆっくり過ごしました♪
と言いたいところですが、あらゆるところが信じられないぐらい痛くて、スマホを持つのもやっとでした。
出産翌日から母子同室が始まりましたが、いつでも新生児室で預かってもらうことが出来るので、少しでも不安ごとがあったり疲れたなと思ったら新生児室に連れて行って、ママはゆっくり休むことが出来ます♪
授乳の時間になったら新生児室に行けばOKです!!
翌日からは次のようなスケジュールで過ごしました。
7:00 | 回診 |
8:00 | 朝食 |
9:00~15:00 | シャワー 授乳指導・調乳指導・母乳指導 沐浴指導・沐浴実習 |
22:00 | 消灯 |
食事がおいしいというのは知人から聞いていたので、入院中の食事は楽しみの一つでした^^
普段はクリニック3階にあるレストランでの食事ですが、このご時世なので部屋食でした。
出産翌日の朝食が1食目だったのですが、いきなりおしゃれ!
欲を言えば、出産でへとへとになった翌朝なのでもっとしっかり食べたかったですが(笑)
昼食はものすごくボリューミーです!!
この日午後から同室になった赤ちゃんが泣いてしまってゆっくり食べられませんでしたが…。
おやつまで出るなんて知りませんでした!
こんなに優雅なおやつ時間は、退院してからはあまり確保できないと思うので至福の時を過ごせます♪
ここで、紅茶って飲んでいいんだろうか…と思ったのですが、産院だからノンカフェイン?このぐらいなら飲んでも差し支えないから出てる?と思うようにして、せっかくのティータイムは深く考えないようにしました。
夕飯は中華で、三食が和洋中でバラエティに富んでいて食事の時間は本当に幸せな気持ちになりました^^
ご覧いただいてわかると思いますが、毎食なかなかのボリュームです。
出産後の母体回復のためにしっかり食べることも母親の勤めなんですよね。
ゆっくり召し上がってくださいと言われるのですが、小食の私には結構時間がかかりました。
次のスケジュールがあったりするのでゆっくり食べすぎると食べきれないかもしれませんが、少なくとも30分は時間がとれるのでつかの間の休息です。
退院日2日前にはお祝いディナーが用意されています♡
通常時は同日出産のママさんも一緒に食べるそうなのですが、こちらもこのご時世なので、レストラン隣の特別ルームで一人で豪華ディナーをコース形式でいただきました☆
- 無痛分娩を推奨している
- 入院中はいつでも赤ちゃんを預けられるので母体回復を優先できる
- 食事がおいしい
いわさクリニックは無痛分娩を推奨しているとても人気のクリニックです。
若い助産師さんからベテラン助産師さんまでいらっしゃって、どなたも優しく明るく接してくださいます♪
赤ちゃんへのプレゼントも(ベビーブランドの品物)自分で選ぶことが出来て至れり尽くせりです。
出産費用は少し高いですが、環境を重視する方にはおすすめのクリニックです♪
住所 | 〒800-0038 北九州市門司区大里原町10-10 |
電話番号 | 093-371-1131 |
受付時間 | 【月火水金】9:00~12:00、14:00~17:00 ※火曜午後は1か月検診のみ 【土】9:00~12:00 【木】手術 【日】休診 |
駐車場 | クリニック横に10台弱、徒歩2分ほどの距離に第2駐車場あり |