春クールのドラマの中でも多くの注目を集めていたペンディングトレインが6月23日の放送で最終回を迎えました。
その最終回の終わり方について「で、結局どうなったの⁉︎」という疑問の声がたくさんあがっています。
実際に全話見た筆者もみなさんと同じ感想を持ちました。
ハッピーエンドってことなのかなぁ?
この記事では、ペンディングトレイン最終回の結末について考察します。
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- 隕石は回避できた?
- 6号車乗客はどうなった?
- 最初に崖に落ちた人はどうなった?
- スイスへ逃げて自分たちだけ助かろうとするの?
「隕石はどうなった?」
「崖に落ちた高校生はどうなったの?」
「6号車の人たちはどうなったの?」
と、最終回の終わり方に疑問が残る声が多く聞かれました。
実際、筆者もドラマをリアルタイムで見ていて思わず「え、隕石どうなったかはないの⁉︎」と家族に聞いてしまいました(笑)
なぜスイスに逃げるのか?
自分たちだけ逃げて助かろうとしているのか?
という疑問も残りました。
地球に隕石が衝突すれば影響を受けるのは日本だけではないはずです。
スイスにシェルターがあったとしてもそれも地球ですから、助からないのでは?という疑問も浮かびました。
スイスへ退避するため集合場所の駅へ向かった紗枝に直哉から電話がありました。
待ち合わせ場所のホームに直哉がいないことを気にかけていた紗枝。
直哉からの電話に、「一緒に行かないと言うのでは?」という思いが巡ったと思います。
直哉は「一生忘れない。忘れたくない。」と紗枝に伝えました。
電話では行く行かないは明言しなかった直哉ですが、電話の最後に直哉の後ろの音を聞いて「ホームにいる」と気づいた紗枝。
振り返ってお互いに気づいてからの展開が感動的でした。
心のシャッターが開いた直哉が素直に紗枝に「居心地がいい」と言えたこと、抱擁したこと、おでこを突き合わせたこと。
恋愛ドラマのように、色濃い恋模様のシーンではありませんが、とても美しく描かれていました。
荒廃する未来が分かっていても、最期のそのときまで消防士として誰かを助けると腹を括った優斗。
正義感溢れる優斗と幾度となくぶつかりながらも、5号車の乗客としてみんなを救うために協力してきた直哉。
正義感で突っ走る優斗と素直になれない直哉の対照的なバディの関係性がどうなるのか最後まで注目が集まりました。
約束の日の8時23分、ホームで待ち合わせした5号車の仲間たちですが、その時間に優斗は仕事の現場にいました。
そこへ訪れた直哉に「どうしてここに!」と優斗が叫びます。
この展開で、直哉も現代に残るのかな?と思わせられましたが、直哉は優斗を迎えに来たのでした。
それでも自分は残って直哉だけをスイスへ行かせようとする優斗に「何度も助けられてきた」と、これまでの優斗に感謝する場面がありました。
「ここなんだよ!」と胸を叩き、優斗の行動や言葉のおかげで直哉の心のシャッターが少しずつ開いたことを伝える直哉。
これまでとは違い、最終回は未来へ行ったことで大きく変わった直哉が優斗をリードする姿がとても印象的でした。
高校生ながら妊娠し、しかもそれが発覚したのが荒廃した未来の世界という、絶体絶命の中守られてきた命。
若くして子どもを授かった小春と和真が、親として未来をどう生きる選択をするのかが気になる展開でした。
小春の妊娠を知ったシーンでは「お父さんに怒られる」ということが一番によぎってしまい自暴自棄になる和真が描かれていました。
小春はお腹の中の子どもをどう守るか、和真との関係はどうなるのか不安な中、5号車の乗客に見守られながら現代へ戻る決意をして、みんなと一緒に2026年へ戻りました。
無事に病院で出産した小春のもとに5号車の乗客もお祝いに駆けつけたのが印象的でしたね。
過去へ戻り子どもの親として2人で生きることを決めた小春と和真が、子どもとの未来をさらに生きるためにスイスへ退避するシーンは、1人の親として考えさせられました。
米ちゃんは、隕石回避計画の直前に未来にいる田中のおっちゃんのために手紙を書きました。
そして、5号車が未来へ飛ばされたトンネルへ向かい、田中のおっちゃんへ届くことを願い線路傍に埋め、自分のジャケットを添えました。
ここで疑問が浮かびます。
またワームホールを生み出すの?
どうやっておっちゃんにとどけるの?
ドラマの終わりでは、米ちゃんの赤いジャケットを着た田中のおっちゃんが手紙を読んでいる姿が映りました。
米ちゃんの手紙とジャケット届いてる!
一体どうやって未来に届いたのでしょうか?
疑問は残りつつも、おっちゃんは間違いなく未来で生き延びて、米ちゃんから家族の話を伝えてもらうこともできたのです。
- 国が動き隕石回避計画が動く
- 隕石回避計画後の蓮見先生が映る
- 直哉と紗枝は合流し抱擁
- 5号車の仲間は電車に乗っている
かとちゃんが未来から採取してきた植物の鑑定結果が出て、海外の研究機関へ論文を送るあたりから、5号車乗客の証言の信憑性が好転します。
未来から飛んできたみーぽに、田中のおっちゃんが抜いた歯がくくりつけてあったことから、DNA鑑定を行なった警察が、徐々に乗客たちの証言を信じる動きへと変わっていきます。
蓮見教授の研究や乗客の証言から、12/9が隕石衝突の日だと算出されました。
5号車乗客たちの行動の甲斐あって人々が動き始めたところで、寺崎さんと厚生労働大臣が話をしたことにより、隕石回避計画を国が推し進めることとなりました。
最後の蓮見先生のシーンはどちらともとれる演技でした。
「安堵した表情だった」
と考える声がネット上には多くありましたが、筆者としては回避できずに脱力したようにも見えました。
ドラマの後半から徐々に直哉と紗枝の関係が付かず離れずで描かれていて、この2人どうなるの?と視聴者も気になっていました。
お互いがお互いの気持ちに気づいていながらも素直になれない直哉と、そんな直哉にやきもきする紗枝。
絶妙な距離感の2人がついに抱擁し、言葉を使わずに愛を確かめ合っているシーンがとても美しく印象的でした。
5号車の仲間が揃って電車に乗っているということは、みんなでスイスに退避することを決めたということですよね。
小春と和真の赤ちゃんを囲んでみんなで笑い合っているシーンは、この後のハッピーエンドを思わせるような描かれ方でした。
筆者の家族は、「米ちゃんは家族を置いて行ったの?」と言っていて、確かに、それぞれの家族は連れて行ってないの⁉︎とより謎が深まりました。
「今生きているこの世界が、生活が、どんなに尊いものなのかって言うことは深く感じられた気がした」
「こういう状況に陥った時の人間模様のあれこれを描きたかったドラマなんだろうな、結末がどうとかいうよりも」
「地球が助かったかどうかはこのドラマで伝えたいことの主軸ではなかったんだろうな~それまでに何をするか、どう生きるかが大事で」
ドラマの中で度々出てきた「生きろ!!」が表すように、このドラマでは結末がどうかではなく、それまでをどう生きるかを描きたかったのかもしれません。
「登場人物の言葉に共感したりそっと支えられたり、少し前向きになれた 明日はどうなるかわからない。今を大切に正直に後悔しないように生きたい やれるだけやってみよう」
直哉が店の前で大衆に囲まれて質問責めにされたシーンで「そいつの奥を見ろ!」という言葉がありました。
結局結末は?と、考えるよりも結論を提示してもらいたがる現代人に問題提起する作品でもあったのかもしれませんね。
- 隕石は回避できた
- 隕石回避で未来に果実が実った
- それぞれが今を生きて未来を変えた
最後の蓮見教授の表情は、本当に絶妙だなと思いました。
隕石が回避できたようにも、できなくて絶望しているようにも見える非常に秀逸な演技でした。
結末ははっきりと描かれませんでしたが、まず、筆者個人としては、5号車のみなさんが幸せであってほしい!と思ったので隕石は回避できたのかな?と思いました。
個人的に我が子がまだ幼いので、小春と和真の赤ちゃんをみると助かって欲しいという思いで見てしまいました(>_<)
そして、田中のおっちゃんが残った未来には米ちゃんからのタイムカプセルが届きなにかの果実が実っていましたよね。
隕石が衝突しなかったらタイムカプセルは届かないとも考えられます。
しかし、隕石が衝突して荒廃した未来では、衝突前の建物などが地中から出てきましたよね。
だとすれば、米ちゃんが過去に戻って埋めたタイムカプセルが未来を生きるおっちゃんの近くから掘り起こされたと考えます!
何も食べるもののなかったはずの未来に果実が実っていたのは、隕石衝突回避により少しずつ未来がよくなっているのかな?と思いました。
この記事では、ペンディングトレイン最終回の結末について考察しました。
- 隕石が回避できたかどうかは視聴者任せ
- 5号車乗客がどう生きたかを描いた
- 表面ではなく奥を見てほしいと問いかけている
どんなSFドラマなのかな?と思って見始めたドラマですが、なんでもすぐに手に入り、情報も一瞬で広がる便利で不便な時代に問題提起をする深い作品でした。
改めて、現代の情報社会や周りに同調したり人の目を気にしすぎる風潮をいま一度考え直したいなと思いました。
そして、大切な家族とどう過ごすか、日々大切に考えていきたいですね。
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