核家族が増えている昨今、ママたちのワンオペ育児はもはやスタンダードとなっていますよね。
育児は実家や地域全体で関わっていくのが本来の姿のはずですが、今は夫婦二人三役でないと乗り越えられない現実があります。
そんな中、我が家は運よく妊娠前に実家のある市内に引っ越したので実親の援助を受けることができました。
その後夫と距離を置くために実家に居候し、現在では本格的に同居で子育てをすることになったのです。
この記事では、出産後約1年で実家同居での子育てを始めた我が家の体験談をお伝えします。
過干渉な母親に疲れるし限界!お互いが自立した関係性をつくる方法は?実家で子育てするのって楽なのかな?
結論から言うと、人によります!(当然ですが)
そして、子育てというものは環境を問わず楽ではありません!
なぜなら、小さな命が自分の手にかかっているわけですからね。楽なわけがありません。
楽な子育てなんてない!
とはいえ、実家に住んでいると人手が増える分子育ての負担は少なからず軽減されます。
この章では実家での子育てで楽になったこと、楽じゃないと思ったことを挙げていきます。
両親との関係性、両親がどこまでやってくれるかによるので一概には言えませんが、参考にご覧ください^^
実家に住んでいることを話すと「実家ならいいね!」とよく言われます。
実家暮らしで子育てをすることを「楽でいいね!」という人もいるようですが、ここからは我が家のことをまとめていきます。
・60代パート勤め
・家族に対して過干渉
・言動が強め、頭ごなしに否定する
・母の言動が絶対、1~10まで知っておきたい・口を出したい
- 睡眠時間を確保できる
- 話し相手がいる
- 役割分担できる
産後ママの一番の課題は睡眠時間を確保することですよね。
授乳やおむつ替え、赤ちゃんが泣くたびに起こされて産後数か月は常に細切れ睡眠。
産後のダメージを受けた体に疲労が蓄積されていきます。
ワンオペで朝から夜まで頼る人がいない環境では、まとまった睡眠はとれませんよね…
休日になったらパパに任せて休ませてもらおう!
仕事で疲れてるから休日は休ませてよ~
夫婦二人で育児をしていると直面する現実です。
「仕事が休みの日は休みたい」「仕事が休みの日は遅くまで寝ていたい」
そう発言するパパも少なくないです。
これが喧嘩の引き金にもなりかねません…汗。
その点、実家で生活をしていると「眠すぎて限界!」というときに、少し子どもを任せて寝ることができます。
両親は我が娘のことが心配だから、休める環境を用意してくれるよ!
睡眠だけは「ながら」ができないので、自分以外の大人の協力が必要不可欠です!
私がしんどいときはばあばが子どもの横で寝てくれるから夜熟睡できてるよ☆
現在、ベッドに大人1人と床にマットレスを敷いて大人と子どもで寝ています。
子どもとの添い寝を日によって交代してもらえるので、一人でゆっくり休む時間ができてすごくありがたいです!!
子どもの相手をするには体力も気力も必要なので、睡眠時間が確保できるのは実家のよさですね。
出産してから毎日小さい命と向き合う中で、ワンオペママはだんだんと孤独を感じ始めます。
唯一会話のできる夫は仕事で帰りが遅く、日中一緒にいるのは言葉を話せない赤ちゃんだけ。
睡眠不足とわからないことだらけの育児で溜まった気持ちを、発散したくても話せる相手もいません。
同居前は実家が近かった私でも日中のワンオペ育児に孤独を感じたよ…
寝かしつけが終わったあと、仕事から帰宅した夫に話しかけても空返事しか返ってこないときは余計虚しくなります。
その点、両親とはなんでもない会話や悩みも話したいときに話せるのでとても助かりました。
家の中に自然と会話が生まれているのはすごくありがたい環境だよ!
普段から会話があることで、小さな辛いをため込まずに済みます。
生まれ育った環境にいることで、気を遣わない会話ができるのは大きいなと感じました。
育児はふとした気がかりが積もり積もってストレスになるので、日々口にだして反応してくれる相手がいることで心が軽くなります!
一緒にテレビを見て笑うだけでも立派なコミュニケーションになるよ!
我が家の場合は、おむつ替え・お昼寝・ごはんなど子どものお世話をその時々で分担していました。
朝起きてミルクやごはんの準備をしている間に、両親におむつ替えをしてもらうことで赤ちゃんが泣いてしまう時間を短縮することができました。
夫婦だけで育児をしていると「私の方がやってることが多い!」「お願いしてもやってくれない!」などの「どっちがやるか問題」が生まれてしまいます…
その点実家だと、両親のもともとも家事分担があるので自然と自分の家事負担が減ります。
洗濯は母、風呂掃除は父という役割分担があるよ
私は買い物と炊事をやってるよ!
誰か一人に負担が偏りがちな家事も、人手が多いことでひとつずつ分担ができますし、子どものお世話も手が空いてる人にお願いするという連係プレーが生まれています♪
楽になることがあればもちろん楽じゃないこともあります。
- 自分のペースで生活・育児ができない
- 親の言いなりになる
- 育児のことで親と喧嘩になる
一番困っているのは、私が仕事から帰るなり間髪入れず飛んでくる母の指示です。
はい、おやつあげなさい
はい、お散歩連れて行きなさい
はい、お昼寝させなさい
私は飲食店のランチタイムに働いているので、帰宅までの間に食事がとれません。
朝7時ごろ朝食を食べて帰宅する16時ごろには腹ペコ。
でもまず自分の食事より子どものおやつなんです。そして散歩、お昼寝なんです。
大人二人いたのになんでおやつもお散歩もお昼寝もさせてないんだろう…
「自分が母親だから自分がやるのが当たり前なんだ」と言い聞かせてますが、食事の時間ぐらいとらせてよ!と思います。
上で書いたことに似ていますが、私は大体母親に言われるがままの行動になってしまいます。
なぜなら、「やるまで言われるから」
自分の意志で動きたくても思うようにいかないよ…
私の母の場合、自分が思ったときに思った行動をしてもらえないとせかし続けたり怒鳴り口調になるので従うしかありません…。
それが、自分が子どもの母親として正しくないことは分かっていながらも改善できずにモヤモヤが募ります。
自分が母親なのに子どもに対してこれでいいのかな…
小さな子どもの母親というのは、わからないことだらけで毎日勉強と試行錯誤で時に自分を責めながら育児をしていますよね。
正解が分からず苦しいのは紛れもなくその子の母親です。
でも、母親の先輩であるばあばは「こうしたらいいのに」「それじゃダメじゃない」など、アドバイスのつもりで言ってきます。
もちろん、こちらも参考にしたくて尋ねることはよくあります。
ところが、ばあばは時々こういうことを言います。
あんたはいつも私の言うことを聞かない
なんでも私に聞かないで自分で考えなさい!あんたがママなんでしょ!
子どもがいるいないに関わらずですが、つながりの強い母子ほどこういう会話はありがちですよね…汗。
こうやって喧嘩することで家の中がぎすぎすして子どもにも不穏な空気を感じさせることになります。
また、こういうとき母は父にも当たりがちなので、最悪の空気になります。
やはり、実家にいる以上子育てへの干渉はゼロではありません。
果汁は飲ませないの?
手足が冷たいから毛布を掛けてあげないと
両親からすると「娘が悩んでいるから手助けしたい。アドバイスしたい。」という気持ちだと思います。
ところが時代は令和です。
私たちを育ててくれた昭和・平成初期からもう30数年…
子育ての常識や子育てする環境はガラッと変わっています。
今はもう〇〇はしなくていいって病院でも言われてるよ
でもかわいそうじゃん!
あまり干渉されると自分の思う子育てができないなぁ…
実家にいると両親は「自分たちが子育てをしている」気分になります。
もちろんこれは間違ってはいません。実際に子育ての役割を分担していますからね。
でも勘違いしてはいけないのは「祖父母の子どもではない」ということです。
子どもをどのように育てたいかはその子の親が決めること。
祖父母にはそのためのサポートをお願いしているのです。
私が決めたことは尊重してもらいたいな
そもそもが過干渉な親なので、これをなくすのはすごく難しいと思いますが、母親になった娘(私)が子どもを育てる姿を素直に応援してもらいたいな、と思ってしまいます。
実家に同居しながら子育てをすることとのメリットとデメリットを考えてみました。
- リアルタイムで相談をできる
- 体を休める時間を作ることが出来る
両親とも仕事をしているものの、シフト制なので家にいることも多いため夫のように「帰りが遅くて会話もできない」という状況はあまり生まれません。
そのおかげで、その日その時子どもの様子で気になったことや、今でいうと物価高の愚痴などをリアルタイムで吐き出すことが出来ます!
また、前述したように産後のダメージだらけの体には睡眠と休息が必要です。
人手が多くあるおかげで、実家に同居していれば1日だけでも時間をもらって体を休めることが出来ます!
体を休めるだけでなく、少し子どもを見てもらっている間に外出することもできます^^
育児中ママのリフレッシュは子どもにもいい影響をあたえるので、この点のメリットは大きいですね。
- 自分の思う育児ができない
- お願いしたとおりにしてもらえないときにイライラしてしまう
私は、小さいうちから「テレビに頼りっきり」にはしたくないと思っています。
もちろん、Eテレさんにはたくさんお世話になっていますし、自宅英語をしているので英語教材のDVDを見せたりはしています。
でも、父親は朝6時や7時ごろから起きるなりテレビをつけて録画を見せたりします。
朝起きたらしばらく一人遊びをしたり外を眺めたりしているのでそれで十分だと思っています。
今は1歳半手前でぐんぐん発達が進んでいっているところです。興味や関心も満載ですべてが学びだと思います。
子どもが一人遊びに夢中になっているのにわざわざテレビを見せようとしたりほかの遊びに誘導しないでほしいなと思います。
これは寝る前しかりです。
お風呂上りに髪の毛を乾かすために、じっとしてもらいたくて録画や動画を見せています。
でも寝るが寝るまで見せたくはありません。
大人だって、寝る直前までテレビやスマホを見ることはよくないとされていますよね。子どもならなおさらです。
自分が教えたいことの反対をいく両親に困ってるよ…
それでも、居候のような形で実家に同居している以上、両親には強く言えない現実がさらに私を苦しめます…。
前項のように、「〇〇しないでほしい」とお願いしたことを、なにかと理由をつけて正当化されたりするとこちらもイライラしてしまいます。
そのほか、母は自分が孫の面倒を見るのが嫌になった時に「やっぱりこういうことはママがやりなさい」などと言ってきます。
言うことがコロコロ変わって一貫性に欠けているとだんだんこちらも「どうしてほしいの?」とイライラがたまってしまいます。
また、まだ冗談のわからない子どもにして、怒ってはいないけどわざと大きな声を出したり物を投げたり叩いたりします。
これは本当にやめてほしいのですが、「〇〇ちゃんも楽しい方がいいもんね!」などと自分の行為を正当化してきます。
子どもは本当に大人のやることをよく見ているので、大人に通じる冗談が赤ちゃんに通じると思わないでほしいです。
結果的にこういったことの蓄積で親との喧嘩になったり私のストレスになるので、こういった点は両親に頼るデメリットかなと思います。
ここまで、実家での子育てのいい点・困った点などをまとめてきました。
では、実際に我が家がこの環境をどう改善・打開していっているかをお伝えします。
我が家の現状を教えるよ!
改善策は模索中です…!
というのも、母親が毒親(この言葉最近知りました)なので、今すぐに母親を改心させることはできません。
今現在もお互いが我慢しながら、限界を迎えた時に喧嘩になります。(昔ほどではありませんが)
ただ、先日結構辛辣な心の内をぶちまけたところ、母親も少し考え直すところがあったようです。
それを踏まえて、両親も私もお互い尊重しあえるような策を練ってみました。
- 母親のこだわりのない家事は率先してやる
- 子どものお世話は両親に「やって」と言わない
- 母の過干渉にはその都度”NO!”を伝える
どの項目も一般的には当たり前と思われることかもしれません。
ところが、私の育った環境では母親に自分の考えを言うことが難しかったので、これらを実践することは大きな一歩と言えます。
初歩的かもしれませんが、「言われる前にやる」「できる限りは自分でやって、手を貸してくれることには甘える」「嫌なことはため込まない」をコツコツ実践していこうと思います!
今回は実家同居での子育ては楽かについて考えてみました。
- 実家での子育ては楽ではない
- 実家での子育ては干渉されることもある
- 両親に頼ると思い通りの子育てができないデメリットがある
- 両親に頼ると睡眠時間が確保できてリフレッシュもできるメリットがある!
核家族が増えている時代に、両親に頼りながら子育てができるということは恵まれている環境だなとは思います。
でも、実の両親と言えども同居となると気を遣う部分はたくさんありますよね。
両親との距離感を上手に保ちながら、自分の母親としても威厳も示しながら楽しく子育てをできる環境を作っていけるといいですね♡
皆さん、いつも子育てお疲れ様です^^♡