私の母は、私が幼いころから過保護ぎみで常に私に付きっきり、すべて知っておきたいという性格でした。
就職して社会に出るまでは「過保護」なだけだと思っていたのですが、どうやらその域を超えているのではないかと思い始めました。
この記事では、過保護を超えた「過干渉」な母親との付き合いで疲れた経験談や、関係を改善していくための解決策を考えていきます。
実家での子育ては楽?干渉される?実両親に頼るメリットとデメリット過干渉にも種類は様々あると思いますが、我が家の母の特徴をまとめてみました。
仲のいい友達に相談するときにも驚かれてはいましたが、先日役所に相談に行ったときにかなりびっくりされたので同志の方は首がもげるほど頷いてみてください…。
- 「いつ・どこで・誰と出かけて何時に帰ってくる」を必ず聞く
- ファッションや洋服の着方を否定する
- バイト先は近場で夜21時までと言ってくる
- 職探ししていると「そういうのはやめた方がいい」と言ってくる
- 「あれをしたらダメ」「これをしたらダメ」と言う
- 夫のことを悪く言う
- 出かけるときは「乗り物に乗った時」「到着した時」「合間」「帰るとき」に連絡をさせる
- 就職してからは毎日定時過ぎると電話してくる
- 洋服などの買い物は一緒に行かないと嫌
- 交際相手の連絡先を聞いてくる
- 結婚してからも行動を監視する
- 夫、義実家を受け入れない
これを見てわかる通り、私の行動をすべて把握し自分の理想の娘から逸れないように監視、行動制限をするのです。
私はこのような母の言動が当たり前すぎて、仲がいいだけなんだと思い込んでいました。
もちろん、不満がなければそれでいいのだと思いますが、年を重ねるほどこういう母が近くにいることに生きづらさを感じるようになりました。
母は父に対して過干渉というより支配に近いような関係を築いています。
結婚前からだと母は言いますが、父には友人もいなければ趣味もありません。
父の実家とは結婚当初のトラブルを理由にほぼ絶縁させていました。
父の着る洋服は母が買って母がその日着るものを選びます。
このような行動は、すべて「自分が思う行動をしてもらわないと嫌」ということからくるのだと思います。
私は、母が父に対して日々「あれしなさい」「今これして」「なんでそんなこともできないの」と、手取り足取り指示しているのを見て育ちました。
ただ単に我が家はかかあ天下なんだと思っていました。
最近になってようやく父も母に反論をするようになり、「やっぱり父も溜まっていたんだ…」と知りました。
私には兄が二人います。
長男は家族のなかで一番母と距離を取って育ってきました。
あまり母の口出しは真に受けず流していました。
母と出かける頻度もきょうだいで一番少なかったと思います。
大学院まで進学をし、自分の好きな分野に就職し転職も好きな分野と順風満帆でした。
結婚し奥さんが妊娠した時に、母のとある言動をきっかけに兄の怒りが爆発し結局私たち兄弟や父も説得することが出来ず絶縁状態となっています。
家族みんなそんな母のご機嫌を取りながら生活してきているのに、すべてを投げ出して自分の好きなように生きていく長男が憎くなりました。
でも今思えばこういう行動をとれた兄がうらやましくもあります。
次男は明るく社交的な性格で母はとても可愛がっていました。
いうなればとても従順な息子だったのです。
母の性格を理解しており、「母の怒りに触れないように先手を打つ」というやり方で母と接してきました。
そんな次男は結婚しましたが自身の不貞行為で離婚をしてしまいました。
これは意外で私もちょっとショックだったのですが、母は「嫁が悪い」と次男を咎めることもなく私にもそう話してきました。
現在は地元を離れて暮らし、年に数回は母を自分の住んでいるところに招くなどしてご機嫌を取っています。
私は3きょうだいで唯一の女の子なので、それはそれは強いつながりがあります。
母親にとって娘というのはより一層可愛いものですし、友達のように常に一緒というような関係性でした。
私は常に自分のすべてを母に話していましたし、それが当たり前だと思っていました。
1から10まで知りたがる母なので、ごまかしたりはぐらかしたり受け流すという術を知らずに大人になってしまったのです。
大人になってからも常に自分の行動には「母がどう思うか?」が付きまといます。
一人暮らしや結婚して母とは別の生活になってからも、スーパーで買い物するときなど「このメニューにこれ入れると母は嫌がるだろうな」「こんなメニューは母から否定されるだろうな」など、日常的に「自分がこの行動をすると母になんといわれるだろう」と思うことが染みついてしまっていました。
このように育ってきたゆえに、洋服を買いに行っても一人で決めきれず「母に文句を言われない服装」を選ぶようになりました。
髪型や洋服の好みなども、たまに自分の趣味で趣向を変えてみたりするのですが「あんたはそういうのは似合わない」と言われるとそれがトラウマとなり、母の好みにそぐわないものは避けるようになりました。
30歳を過ぎた今、気づけば自分の意志で行動できない大人になってしまいました。
「母のせいだ」というと子供じみた言い訳のようですが、ここまで制約を受けコントロールされていると自分の力ではどうしようもないのも事実です。(母に指摘すると逆上するので…)
子どもが産まれた今、常に「母のお気に召す自分」でいることに違和感を覚えるとともに、さすがにそのような関係性に疲れてきたのです。
具体的に私が母から言われたりされたりしたことで印象深かった、今思うと嫌だなと思う母の言動をピックアップします。
- 「〇時までに帰りなさい!」
- 「あんたその服(髪型)おかしいよ」
- 「(仕事探しで)そんなところはよくないよ。あんたには無理よ。」
現在私は娘と一緒に実家に住んでいます。
賃貸契約の審査が通る条件を満たすまでは実家に居候することになるので、自分が生活しやすい子育てしやすい環境づくりは必須になります。
実家で子育てをする上でも、母と私のお互いが自立した関係を作ることは重要な課題だと思っています。
そこで私が実践していること、意識していること、これからやっていきたいことをまとめま
- 「そこまで言わなくていいでしょ」をきちんと伝える
- 子どもをどう育てたいかを都度説明する
- 収入が安定したら子どもと二人で生活することを伝える
母は基本的に自分の意にそぐわないことにはすべて否定・反論をします。
私が理由を踏まえて説明してもだいたい論破するか頭ごなしに否定します。
それゆえに、その母を変えるのは難しいと察した家族が母を怒らせないようにしてきた結果が今の状況です。
母はすぐに変わらないかもしれないけれど、自分は自分の意志で変わることが出来ます!
子どもを育てている以上、私にも母親の役割と責任があります。
逆に言うと、子育てをしている今だから母の心配や苦労は分かるし、自分も母親としてこうしていきたいと訴えかけることができます!
母と同じ「母親」という立場をうまく味方につけて「母の娘」ではなく「一人の大人」「子どもの母親」としての意見をしっかりと伝えていこうと思います^^
この記事では過干渉な母親の特徴と自立した関係性を作る方法を考えました。
- 過干渉な母は家族の行動を監視、制限する
- 過干渉な母を持つと自分の意志で行動できなくなる
- お互いが自立するために嫌なことはその時伝える
- 自分がどうしていきたいか事前にプランを立てて説明する
共感された方も驚かれた方もいらっしゃると思います。
今までは母のことしか見えていませんでしたが、周りを見渡すとみんな自分の気持ちで行動している。
そんな人たちがうらやましく思いますが、自分を変えられるのは自分の行動のみです!
自立した関係性を作り上げて、子育てをもっと楽しく人生をもっと華やかにしていけたらいいなと思います。