この記事では、かがみの孤城の伏線をまとめます!
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①言動の不一致
②立ち入らない会話
③ストロベリーティーの意味
④リオンのフェイク発言
⑤城の中のバツ印
⑥リオンのケーキとオオカミさまの反応
⑦コナンの声とセリフ
⑧7年ごとの時代や空白・生年月日
⑨喜多嶋先生の結婚指輪
⑩スバルとナガヒサロクレン
孤城に集められた7人は、中学生生活を送った時代がそれぞれ異なります。
そのため、会話や服装などに微妙な時代背景のずれを感じるようになっています。
「学校に行くことだけが会話の中心になるわけではない」という、不登校児の人間関係や心情がリアルに描かれています。
「それぞれが別の時代を生きている」という背景があるこの物語。
あえてお互いが立ち入った話をしないことで、時代のズレをうまくカバーして話が進んでいきます。
リオンは作中で、こころに対してオオカミ様の言動は「フェイクだと思う」という発言をします。
これは、オオカミ様が自分たちを赤ずきん呼ばわりすることを指しての発言です。
つまり、『オオカミ様が自分たちのことを赤ずきんちゃんと呼ぶのは、この城の謎に「狼と七匹の子ヤギ」が関係していることをカモフラージュするためのフェイクだ』という意味のようです。
孤城の中にある×印は、孤城が「狼と七匹の子ヤギ」をモチーフとして鍵の隠し場所がそれに準じているということのヒントになっています。
リオンが持参したケーキをみんなで食べるシーンで、みんなが和やかな表情の中、リオンだけがオオカさまに対してやや険しい表情をしています。
オオカミさまの正体に気づいている様子がうかがえます。
マサムネが、名探偵コナンのあの名台詞を口にします!
孤城に集められた7人は、それぞれが違う時代に生きています。
7人それぞれの時代は7年周期になっていますが、リオンの直前だけ14年開いているのです。
これは、姉のミオが含まれていることを指しています。
リオンは姉であるミオと一緒に学校に通いたかったのですが、闘病生活によりそれが叶いませんでした。
ところが実は、リオンとミオは7歳の年の差があり、ミオが闘病していなくても一緒に小学校には行けていないという設定も「7年周期」というところの細かい伏線になっています。
かがみの孤城では、喜多嶋先生の手元がしっかり描かれており、喜多嶋先生が結婚指輪をしていることがはっきりとわかるようになっています。
かがみの孤城の7人は現実世界の時代が異なるため、アキは実際は結婚したのちの喜多嶋先生と同一人物です。
これはこの作品における大きな伏線の一つですが、その伏線を描くカギの一つが喜多嶋先生の結婚指輪だと考えられます。
スバルは孤城での経験を通して、ゲームのクリエイターになることを目指します。
そして、マサムネが尊敬していたゲームクリエイター「ナガヒサロクレン」は大人になったスバルであることが伏線となっています!
金曜ロードショーの公式SNSでは、放送後に作者が伝えたいことは「たいていのことはなんとかなるよ、大丈夫」ということだとポストしました。
孤城に集められた7人がそれぞれの時代にそれぞれの背景を背負って乗り越えていく姿は、今の時代にも考えさせられることがたくさん詰まっていました。
上記の理由に加えて、作者の伝えたいことを詳しく挙げるとすれば以下の3点かなと思います。
①いじめや不登校の複雑さ
②伝えたいことを表現する尊さ
③支える人の大切さ
この作品で核となる登場人物、オオカミ様の正体はリオンの姉であるミオでした。
上記の伏線でも書きましたが、リオンの前の7年間には空白がありました。
そこで呼び出されるはずだった子どもがリオンの姉のミオだったのです。
学校へ行きたくても行けなかったミオが、時を超えて同じく学校へ行けなくなってしまった子どもたちを、不思議な力で集めて救っていったのです。
選ばれた子どもたちの中で、唯一不登校ではなかったり、こころと同じ学年で世代が重複しているなど、他の子どもたちとは条件が違ったことの理由がここで解決します。
そして、最後にリオンはミオに城での出来事を覚えていたいと願い、ミオは「善処する」と応えました。
2年生になり学校へ登校できるようになったこころに、転校してきたリオンが突然話しかけます。
この様子から、リオンの望み通りリオンだけが孤城での出来事を覚えていることが伺えます。
この記事では、かがみの孤城の伏線をまとめました。