人気SF映画のジュラシックパークシリーズ最新作『ジュラシックワールド/新たなる支配者』。
完結編と言われている本作ですが、シリーズの集大成として、これまでのキャストやスタッフを総動員して制作されました。
登場する恐竜たちも豪華ラインナップで、メインとして描かれると期待されていました。
ところが、本作でのメインの題材は『イナゴ』が世界を侵略するというものでした。
このテーマに、ファンの中では落胆する声も上がっています。
イナゴが中心のストーリーってどういうこと?
見たかった恐竜が出てこない…
この記事では、『ジュラシックワールド/新たなる支配者』でイナゴが主役となっているのはなぜか、恐竜のインパクトが少ない理由を考察します!
前作において、自身がクローンであることを知ったメイジーが、密売されようとする恐竜たちを解放したことで、恐竜たちは人間の世界に棲みついてしまします。
『ジュラシックワールド/新たなる支配者』で登場する重要な生物の1つがイナゴです。
この巨大イナゴは『人間の欲望とエゴ』を現しているとも言われています。
この作品に登場するイナゴは、白亜紀の恐竜の遺伝子を使って遺伝子操作によって生み出されました。
本来は、恐竜の遺伝子を活用して人間のあらゆる病気を治す目的で行われた遺伝子操作ですが、誤って巨大イナゴになってしまったのです。
表題の「新たなる支配者」はイナゴを指すものとみられます。
恐竜と人間が共生する世界が描かれているため、恐竜は特別な存在という感じがなく始まります。
むしろ、恐竜の遺伝子によって作り出された巨大イナゴの方が、人々を恐怖にさらす存在として物語の中心に置かれています。
そのため、これまでのシリーズのファンからすると『なぜいきなりイナゴ!?』というインパクトが強くなり、恐竜の印象が薄れてしまったようですね。
「恐竜よりイナゴの方が主役級に出てきて?????????ってなってた」
たしかに、恐竜を観るぞ!と思って映画を見るとびっくりしますよね。
『ジュラシックワールド/新たなる支配者』では、恐竜にパニックになるというより激しいアクションシーンが目立つ印象がありました。
「恐竜映画じゃなくてアクション映画なんよなぁ」
「私はアクション映画じゃなくて… おっきい恐竜が沢山出てくるパニック映画が…みたいです…」
ジュラシックパークシリーズの最初で見たような、大きい恐竜が現れたり、卵が割れて恐竜が次々生まれて親に追いかけられたり…
など、恐竜をみた人間がパニックになるところが見どころでしたよね。
登場する人間たちのアクションのすごさにより、恐竜の印象がかすんでしまったようです。
シリーズ完結編とあって、これまでのキャストを再集結させているため、登場するキャラクターが多くなっています。
さらに、物語の中心は共有ではなくイナゴです。
「最終章なのにあんま恐竜恐竜してなかったな」
これまでの作品では、恐竜が中心となってその周りの人間模様が描かれていました。
ところが、集大成となる今作では、「恐竜との共存」や「人間のエゴ」など、テーマが多岐に渡っており、メインとして恐竜を描くものではないため、恐竜感が少なかったようです。
「ジュラシックワールド3恐竜よりもイナゴの方が出番多かったような」
「ジュラシックワールド観始めたと思ったらイナゴ大パニック映画だった」
「みんな恐竜観たいんだよ誰がイナゴ観たいと思ってジュラシックワールド観に行くんだよ」
「まず私の苦手な昆虫が気持ち悪いし恐竜だけでいいのにイナゴとか」
「ジュラシックワールド新たなる支配者は恐竜よりイナゴのが100倍怖いバグがある」
「ジュラシックワールドのイナゴでボクは恐竜よりもゾッと恐怖した」
と、恐竜を観たかったのにイナゴのインパクトに驚いた方が大半でした。
とはいえ、作品としては肯定的な意見もありました。
「人類と恐竜が同時期に存在した時の模範解答のようなストーリーだった。」
人間と恐竜が共存した世界はどうなるのか、テクノロジーが進歩したからこそここまで想像することができますよね。
そして、その技術の進歩により人間が自らの手で如何様にも生み出せてしまう恐怖もありますね。
現代で言うとAIもそうですね。
とても考えさせられる作品となっています。
この記事では、『ジュラシックワールド/新たなる支配者』でイナゴが主役となっているのはなぜか、恐竜のインパクトが少ない理由を考察しました。
①イナゴが脅威として描かれた
②アクションがすごい
③登場キャラクターが多く恐竜が目立たない
ジュラシックパークシリーズといえばもちろん恐竜が観たい!という気持ちになりますよね。
しかし、恐竜がいることが当たり前となった世界ではどうなるのか、考えさせられる作品でした。
筆者自身も子どもの頃から何度も見てきたシリーズなので、完結してしまったのはさみしさもあります。
ですが、今後また「未来の恐竜」なんて描かれたら楽しそうですね♪