みなさんは、自分の子育てに自信がない時はありますか?
私は、子育てをしている中で自分の判断に自信を持てないことがたくさんあると気付きました。
そして、自分が自立出来ていないと思えば思うほど、子どもに対して申し訳ない気持ちになっていきます。
この記事では、大人になっても自立できない原因を考えてみました。
同じような境遇の方の気づきに繋がったら嬉しいです。
大人になったにも関わらず自立できないのは親のせい!
…だけではありません。
けれど、親のせいで自立できていない可能性は十分にあります。
私の場合の自立できない理由を考えてみました。
- 親の顔色を窺ってしまう
- 親が子離れできていない
- 親の意見を聞かないと判断できない
私の母は過干渉なので、私の言動には常に意見をしてきます。
そして自分中心の時間軸なので、母以外の家族の行動に割って入って自分の用を申し付けてきます。
何時に帰るの?
何その服…いつも同じ服でかわいそう
早く!今これして!早く!
私のデザートは買ってきてないの?
到底ここには書ききれないほど、日々このような会話が繰り広げられているので、自ずと「母に何も言われないためにはどうすればいいか?」を考えて生きているのです。
例えばスーパーに一人で買い物に行くとします。
帰ったらお母さんにパンは?って言われるだろうなぁ
甘いものないの?アイスないの?明日の昼ご飯は?まで言われるなきっと…
お菓子買ってきてって言われてるけど、甘いの1個しょっぱいの2個買っておこう…
このような感じで、私が物事を決めたり選ぶにあたっては「母に文句を言われないように」先手を打つのです。
仕事帰りにスーパーに寄るだけでも
その服で買い物行くの?恥ずかしくない?
と言ってくるので、もうあらゆることを気にせざるを得ないのです。
そうしてすべて否定されてしまうので、否定されない選択肢に導かれてしまい自立できなくなっているのです。
過干渉な母のもとに育ち、母の顔色を窺ってばかりの生活をしてきたために、自分で判断や決断をする力が乏しいのだとわかりました。
自立できない理由は一般的には「親離れが出来ないから」だと言われがちです。
私もそう思っていました。
ところが、過干渉な親を持った場合この親離れだけが問題なのではなく、「親の子離れ」も重要なポイントなのだと思います。
私の場合、成人して初めての親離れのチャンスは地元を離れて就職をした時でした。
明確に「お母さんと離れたいから」という理由で就職先は地元九州から離れたところがいいと決めていました。
希望通り就職先は関東になり、これで自由が手に入ると思ったのです。
学生時代に経験できなかったことをたくさんするぞ!
入社1日目の定時直後、母から電話が来ました。
仕事終わった?帰ってる?まっすぐ帰りなさいよ!
もう初日ですでに絶望しました・・・。
それから数か月この調子が続きました。
ここで多くの人は、「わかった」と言いながらも自分の好きなように行動すると思います。
ところが、私の場合は「ここで好きにしても後で必ずバレる」ということが頭をよぎってしまい好きなように行動できなかったのです。
実際のところ、この数時間後にまた連絡がきて
家着いた?今家にいるの?危ないから夜出て行ったらダメよ!
と言われたのです。
どこから見られているかわからない気分になり、一人暮らしをしていても自由の身になりませんでした。
実家に同居していることもあり、自分の子どものことなのに最後は母に決定してもらう場面が多々あります。
私ももう30歳を超えているので立派な大人ですし、子どももいるので自分で判断して子どもを導いていく立場にあります。
ところが、過干渉な親を持つために、子どもの母親として判断したことも母の一声で「正しくない」と思えてしまい結局母の言うとおりに行動してしまうのです。
このことは、母親という立場にも関わらず自分の意見を優先できない自分自身に対しての情けなさと、子どもへの申し訳なさを生むのです。
私の場合は夫と別居中、離婚協議中のため悩んだ時に相談するのは同居中の両親です。
母が毒親だとわかっていても、自分が悩んだ時は相談してしまいます。
自分から切り出さずとも親からいろいろ聞いてくるので逃れようもありません。
我が子が幼稚園に入ることも入る園も、半分以上は母にそそのかされて決めました。
正直、そんな自分が情けなくて仕方なかったです。
子どもが物事をわかり始めたときに、母親が自分で何も決められないなんて知ったら嫌ですよね。
両親との関係性をよく保つためにも相談することはこれからも続けていこうと思います。
でも、これまでと変わりたいところは、「子どものために譲れないことは主張する」ということです。
自分自身の人生でも、親に左右されて生きてきたがために後悔していることがたくさんあります。
自分が育てていく我が子に対しては特に後悔をしたくありません。
だからこそ、自分の両親に対してはきちんと一人の母親として自立していく姿を見せなければいけないと思います。
子どもを育てていると、スケジュールや思考などすべて子ども優先、子どもに寄っていくものですよね。
どのような子に育ってほしいのか、子どもをどのように導いていくのか、子どもが成人するまでは親に責任があります。
そして、子どもが小さいうちは親が判断と決断をしていく必要があります。
子どもがある程度自分の意志を持ってきたら、最大限尊重してあげたいと思っています。
なぜなら、私自身が自分の好きな人生を歩めなかったからです。
親の近くにいるうちにたくさんの経験や失敗をしておきたかったと思うからです。
「こんなことを言うと母親にバカにされるんだろうな」といつも思っていたよ。
私は、子どもに対して頭ごなしに否定をすることはしたくないと思っています。
毒親と同居しているからこそ、母親である私はまず娘を褒めたり肯定する言葉をかけるよう心がけています。
ばあばが否定しようとも私は娘を肯定する存在でありたい。
娘が私のように育たないように、母親として自立していきたいと強く決意しました。
実家での子育ては楽?干渉される?実両親に頼るメリットとデメリット母との共依存に明確に気づいたのは毒親という言葉を知ってからでした。
つまり、本当に最近まで「お互いが依存している」という認識はありませんでした。
「自立しなければいけない」「親が干渉的だから離れたい」と思っていても、それは「そういう関係性だから」「そういう親だから」ということで蓋をしてしまっていました。
当事者はその環境が当たり前だから気づきにくいんだね…
自分が子育てをしてみると、自分にとって子どもの存在がどれほど大きいのか実感する日々です。
その中で、1歳児の娘が納得いかなくて怒ったり、甘えて母を求めてきたりする姿を見ると、ふと自分もまだそういうことをしているのでは?と感じました。
30歳を超えて恥ずかしい話ですが、それほどまでにお互いがなくてはならない存在になってしまっているのだと思います。
でも親はいつかいなくなるもの。
それに、私は親として自立して子どもを育てていかなければなりません。
そのためにも、お互いが依存せずに良好な関係を築く術を考えていく必要があると思いました。
母との共依存関係を断ち切る方法は、ずばり…!
物理的な距離をおくことです!
私は現在両親と同居していますが、ある程度収入が増えたら娘を連れて両親とは別居することを考えています。
別居したからといって母が干渉をやめることはないとは思います。
それでも、私の力で子どもを育てていく姿を見せることがお互いの自立へ大きな影響をもたらすと信じています。
とはいえ、子どものためにも祖父母の近くには住むつもりです。
母と二人で生活すると子どもに我慢させることも多くなってしまうと思います。
だからこそ、二人きりではなく祖父母ともすぐに会える距離で、母以外の人とも触れあって育ってほしいのです。
私が子どもと向き合い、親として成長することで母親を安心させることができれば、お互いの依存関係を断ち切ることが出来ると信じています。
今回は自立できない親子の共依存関係について考えてみました。
- 自立できないのは親の影響もあり得る
- 親子双方の自立には親の子離れも重要となる
大人になっても自立できていないことに気づくと苦しいですよね。
親の言いなりになっていることも自信をなくしてしまいますし人生も楽しくありません。
でも自分を責めずに、一つずつ目標を立てて解決していくと必ず自立への道は拓けると信じています^^
そうして両親も自分の子どもも全員が楽しい人生になることが最終目標です♪