ビッグモーターの損害保険水増し請求に関連して、複数の店舗前の木が枯れていることが明らかになりました。

不正と関係あるの?

何の意味があるんだろう…
この記事では、ビッグモーター店舗前の木が枯れている原因や、関与した人や会社は罪に問われるのかを調査します!

ビッグモーターの複数店舗前の街路樹や植え込みが枯れている原因は、ビッグモーター社員が除草剤を撒いたためではないかと指摘されています。
その背景には月に一回程度、副社長が店舗を訪れる環境整備点検があるようです。
月1回程度、副社長が店舗を訪れ清掃状況や整理整頓が行き届いているかチェックするもの
このチェック項目には
「店舗前の歩道10メートルと展示場、敷地内には雑草がない」
という記載があるため、社員の方はチェックに合格するために除草剤を撒いたとみられています。
雑草の除去のために撒いたはずの除草剤であれば、木まで枯れるのは不自然ですよね…。
よほど大量の除草剤を使用したとしか考えられません。
街路樹にまで影響が及ぶという認識がなかったとしても、一店舗のみではなく全国各地の複数の店舗で同じ状況である点は疑問が残ります。
ビッグモーターが故意に街路樹を枯らしたかどうかについては明確ではありません。
雑草の除去のために撒いた除草剤が影響を及ぼした可能性があるという情報にとどまっています。
ただし、現在と数年前の様子をストリートビューで比較した写真を見ると、なぜか同じ植え込みや街路樹でもビッグモーターの店舗前だけ枯れていることがはっきりとわかります。


植え込みや街路樹がなくなったことにより、ビッグモーターの店舗が道路から障害物なく見通せるようになっています。
これを狙って除草の指示をしていたとすれば、間接的であるとしても故意だと思わざるを得ませんよね。
自社の利益のためにしたことだとすれば許しがたいです。
ビッグモーターの店舗前で木が枯れている場所は全国13都道府県22店舗です。
都道府県 | 場所 |
---|---|
北海道 | 札幌市清田区・厚別区の2つの店舗前 |
神奈川県 | 平塚市の店舗前 |
埼玉県 | さいたま市・本庄市・八潮市の3つの店舗前 |
群馬県 | 太田市の国道沿いの店舗前 |
長野県 | 松本市の国道沿いの店舗前 |
大阪府 | 大阪市東住吉区・城東区・貝塚市・大阪狭山市の4つの店舗前 |
兵庫県 | 神戸市北区の店舗前 |
滋賀県 | 草津市の店舗前 |
愛知県 | 名古屋市名東区・西尾市など4つの店舗前 |
福井県 | 越前市の店舗前 |
福岡県 | 春日市の店舗前 |
佐賀県 | 佐賀市の店舗前 |
長崎県 | 諫早市の店舗前 |
実際に除草剤を撒いた社員が罪に問われるかどうかはまだわかりません。
1か所だけで繰り返し行われていたなどの事実があれば当該社員に追及が行く可能性はありますが、複数の店舗で同様の状況が起こっているため、組織的な行為とみなされれば、その責任は会社が背負うものとなるのではないでしょうか。
とはいえ、会社が直接的に「除草剤を使って街路樹を枯らすように」と指示していなければ、従業員の判断として責任を負うこととなりそうです。
会社が罪に問われるかどうかはこれから調査されるため現時点ではわかりません。
しかしながら、被害に遭った国や地方自治体は公有物を勝手に枯らされたということで「器物損壊」を視野に警察へ捜査を依頼しています。
また、枯れた街路樹近くの土を調べたところ除草剤の成分が検出されたことから、土壌汚染についても調査を始めた自治体があります。
歩道や道路は国や自治体が所有し管理している「公道」なので、もちろんそこに植えられている植物も国や自治体のものですよね。
それを勝手に枯らしてしまうというのは、常識からは逸脱した行動です。
会社の指示なくしてこれほど広範囲で同様の現象が起こる可能性は低いですから、責任は会社が負うのではないでしょうか。
この記事では、ビッグモーター店舗前の木が枯れている原因や、関与した人や会社は罪に問われるのかを調査しました。
- 木を枯らしたのは店舗をよく見通せるようにするためではないか
- 除草剤の成分が見つかったため意図的に枯らしたとみられる
- 組織的関与の場合会社が責任を負う可能性がある
一連の報道に関して、社員の方々が行ってきたとされていることが事実であれば、それは到底許されることではありません。
しかし、これが経営陣からの圧力で会社の性質上逆らうことが出来なかったとすれば、末端にいる「実行した社員」がとても可愛そうにも思えます。
ノルマの達成や降格を免れるために日々おびえながら仕事をしていたのかと思うと同情の気持ちも湧いてしまいます…。
事実が明らかになり全従業員が心を入れ替えて仕事をできるようになるといいですね。